人口減少危機の打開策について大学生が議論するワークショップを山梨県が開いた。先月、高校生を対象に開催したのに続く第2弾。就職などで移住する可能性もある大学生たちに、転入・転出による人口の「社会増減」に焦点を当てて考えてもらった。
甲府市内で3日に開催され、短大生や大学院生を含む16人がグループに分かれて議論した。
県内企業のインターンをダーツで決め、関心がなかった企業に複数関われるようにする▽県や市などが実施する就活イベント参加で商品券と交換可能なポイントを付与など、就職活動にまつわるアイデアが数多く出た。
山梨大3年の原朋伽(ともか)さんは「住むというのは、働くことと生活を両立させることだと実感した」。フェリス女学院大1年のシェパード茉耶さんは「山梨での経営に興味がある。東京にないものを山梨に取り入れることを県がサポートしてくれたら」と話した。(三宅範和)