指導を受けながら、そば生地を切る児童=2024年11月28日、長崎県五島市、梶山王撮影(画像の一部を加工しています)

 長崎県五島市の市立盈進(えいしん)小学校で11月28日、児童らがそば打ちに挑戦した。5、6年生の14人が前日にこねて寝かせておいたそば生地を、地域のお年寄りや保護者に教わりながら何度も延ばし、折りたたんで包丁で慎重に切った。

 学校のある同市富江町の山下地区は古くからそばが作られていて、地元の伝統を引き継いでもらおうと、30年余り前から老人会が指導している。初めはそば打ち体験だけだったが、今では児童らが原材料のそばを畑で栽培。9月に種をまき、11月に刈り取った。

 打ちたてのそばは保護者らが釜でゆでて冷水でしめ、約200食が完成。6年生の山本侑生(ゆうせい)さん(12)が「たくさんの方々の協力で出来あがったそばに感謝して食べたい」とあいさつし、全校児童44人と保護者や老人会らで会食を楽しんだ。

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