富山県朝日町教育委員会は7日、町立朝日中学校で同日に開催した、郷土料理のタラ汁を味わう給食会で、大鍋で調理し、提供したタラ汁に長さ約5センチの釣り針1本が混入していたと発表した。
給食を食べていた2年生の男子生徒が発見したという。生徒は釣り針を口にしておらず、生徒や教職員、来賓ら約240人の全員にけがはなく、健康上問題がないことも確認したという。
タラ汁は町が委託する地元の朝日町沿岸漁業連絡協議会が調理、提供したもので、岩手県産のタラを使用していたという。釣り針はタラの体内に残っていたもので、前日に下ごしらえした際、異物がないか複数人で確認していたが見つけられなかったという。町は委託先に再発防止を強く要請した。(久保智祥)