SNSでの仕事募集に応じた中国の若手俳優が、タイとミャンマーの国境地帯で消息を経ち、数日後に保護された。ミャンマー側で犯罪組織に売り渡されたとみられる。中国当局はこれまでもミャンマー側と協力して取り締まりに力を入れてきたが、ミャンマー国軍と少数民族武装勢力の衝突が続く中で、詐欺犯罪の闇がなお深いことを浮き彫りにしている。
- ミャンマー国境は利権の巣窟 戦闘で劣勢の国軍、支配失い財政に打撃
中国やタイの報道によると、俳優は王星さん(31)。3日にタイの首都バンコクに着いた後、連絡が途絶えたとして交際相手が5日夜にSNSで助けを求め、注目を集めた。メディアが取り上げ始めると、中国とタイの当局も捜索に乗り出し、間もなくミャンマー側にいることが確認された。7日午後にタイに戻ったが、王さんは丸刈り姿になっていた。
現地報道を総合すると、「失踪」の経緯はこうだ。
ほかにも50人が…
王さんは、中国のSNS「微…