中国の習近平(シーチンピン)国家主席は、「高質量で十分な就職の促進」に向けた施策を検討する指示を出した。1日付の共産党理論誌「求是」が伝えた。長引く経済の停滞で、失業や給料の欠配などが増えていることが社会不安につながりかねないとの危機感を、政権が抱いていることが浮かぶ。
掲載文によると、習氏は目下の就職関連の行政が「少なくない突出した矛盾と問題に直面している」と指摘。少子高齢化や地域ごとに差のある人口の増減、経済のデジタル化などが雇用へ与える影響も深まっているとした。
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中でも雇用のミスマッチが主要な問題だとして、科学技術の進歩や産業の変革に応じた教育や研修の充実を求めた。
各地で起きる不穏な現象
若年層の失業率は今年9月で…