真偽不明のスクリーンショット、中国株の急騰を演出-投資家飛びつく – Bloomberg

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誰がいつ書いたのか、それが事実なのか、確かなことは誰にも分からない。だが、中国が「ゼロコロナ」政策から脱却する計画を詳述した4段落から成る文書のスクリーンショットは、トレーダーを中国株購入に急がせ、2日間にわたり上昇させるには十分だった。

  この未確認の投稿は白地に黒で文字が書かれた文書で、出所が分かるような印は付いていない。匿名を要請した十数人の投資家の説明によると、アナリストやファンドマネジャーらが多数加わるウィーチャット(微信)のグループで10月31日夜に出回り始め、翌朝までに猛烈な勢いで広がった。

  このスクリーンショットでは、中国共産党序列4位の王滬寧・政治局常務委員が習近平国家主席の要請で、コロナ専門家と同月30日に会合を開催したと記されている。習氏は「大老板(ビッグボス)」、王氏は「WHN」と表記され、検閲をかいくぐるための工夫も見られる。中国の政治エリートに関するソーシャルメディアの投稿やメッセージは、厳格に管理されている。

  会合には経済や宣伝などの部門のメンバーも出席し、「来年3月までの実質的な開放を目標とし、条件付きの規制緩和計画の策定を加速する」ことが議論されたという。

  中国の国家衛生健康委員会は2日遅く、ゼロコロナ政策の厳守を呼び掛けた。それでもトレーダーの熱狂は冷めず、米上場の中国企業株指数は上昇を続けた。

中国当局、「ゼロコロナ」政策厳守を呼び掛け-株式相場は反応薄 (1)

  中国の経済成長が40年ぶりの低水準付近に減速する中で、中国株の年初来のパフォーマンスは世界最悪の部類に入る。習氏が党の重要な地位を側近で固めた今、来年3月の全国人民代表大会(全人代)で経済対策が打ち出されることへの期待が高まっている。

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