厳格な「ゼロコロナ」に結局回帰-制限撤廃の観測もあった石家荘市 – Bloomberg

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中国河北省石家荘市は新型コロナウイルス感染拡大を受け、住民に対して自宅に5日間とどまるよう求めた。学校は休校となり、大学も封鎖された。北京市にも近い石家荘では、厳格なコロナ制限措置を最初に撤廃するテストケースになるとの観測もあったが、感染急増で当局が「ゼロコロナ」に回帰しつつあることを示唆している。

  約1100万人の人口を有し、北京から約300キロメートルに位置する石家荘市は高リスクと見なされている地域の住民の外出を禁じ、他の地域には「原則として」自宅にとどまるよう呼び掛けた。地元紙・石家荘日報を通じて声明を発表した。

  市内の主要6地区で集団検査が実施されるほか、大学はバブル方式へと移行し、学生はキャンパスから離れることができない。小中学校では対面型の授業が停止となった。

中国のゼロコロナ、今後の展開探る-未確認情報にも飛びつく金融市場

石家荘市のショッピングモールの一角に積まれた生活必需品の箱(11月14日)

Photographer: VCG/Getty Images

  石家荘を巡っては、コロナ対策緩和に向けた試験地域に選ばれたとのうわさが広がり、住民の間で不安が拡大。当局者が否定を余儀なくされる事態となっていた。

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