[ワシントン 24日 ロイター] – 経歴詐称で辞任を求める声が高まっている米共和党新人下院議員のジョージ・サントス氏は、24日夜のホワイトハウスの歓迎会に出席しなかった。同党の強硬派新人議員数人も欠席したとみられる。
バイデン大統領とハリス副大統領が主催する超党派の歓迎会には新人議員全員が招待された。しかし、ホワイトハウスが配布した40人以上の登録者リストには、バイデン氏の政策に反対する共和党員数十人の名前がなかった。
その中には今月初めに共和党のマッカーシー院内総務の下院議長選出を巡り、大きな譲歩を得るまで阻止を試みた数人が含まれる。
このうちの1人、アンナ・ポーリーナ・ルナ議員は「議会で私が今、最優先するのはワクチン義務化によって不当に解雇された軍人を助けること」と述べ、現在は撤廃されている軍でのワクチン接種義務に言及した。
サントス氏は24日、記者団に対し「(レセプションには)行かない」と述べていた。
バイデン氏は近く2024年大統領選での2期目再選に向け選挙戦を開始する見込みで、債務上限引き上げや新予算の成立などに向けて議会での支持が必要となる。
しかし、共和党が奪還した下院では多くの同党議員が政府の支出を阻止し、バイデン氏の家族や職権の利用について調査する意向を表明している。
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