パラ陸上の世界選手権の開会式で、行進する各国の選手やスタッフたち=伊藤進之介撮影

 パラ陸上のパリ・パラリンピック代表選考を兼ねた世界選手権が17日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で開幕した。

 東アジアで初開催となる大会には104カ国・地域から約1千人の選手が参加。当初は2021年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2度延期されていた。

 開会式には秋篠宮ご夫妻が参列。世界パラ陸上競技連盟のポール・フィッツジェラルド代表や大会組織委員会の増田明美会長らも出席した。

 開会式に先駆け、同日午前から始まった競技では、男子5000メートル(視覚障害T11)では東京パラリンピック金メダリストのエウチン・ジャッキス(ブラジル)が14分53秒97の世界新記録で優勝した。レース前まで世界記録保持者だった唐沢剣也(SUBARU)が3位に入り、今大会の日本勢メダル第1号となった。

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