野中章弘さん=2024年3月5日午後4時24分、東京都新宿区の早稲田大学、北野隆一撮影 世界各地の紛争地を取材し、大学でジャーナリスト教育を手がけてきた。戦争による悲惨な被害がやまない中、ジャーナリズムが果たすべき役割について聞いた。 野中さんはアフガニスタンやイラクなど、世界各地の紛争の現場で戦争被害を伝え続けてきた。 記者が「ウクライナやパレスチナでの事態が、これまでの戦争より生々しく感じられるのはなぜでしょうか」と尋ねると、「戦争はいつも血なまぐさく残酷なものです。現場で取材してきたジャーナリストはよく知っている」と答えた上で続けた。 「変わったのはメディアです…