福岡市や北九州市で今年8月以降、不審な男が一戸建ての住宅を訪問するケースが相次いでいることがわかった。大手通信事業者や電力会社を名乗って住人の不在時間を尋ねるなどしており、県警は「何らかの犯行の下見をしている可能性がある」と警戒している。
朝日新聞のまとめでは、現在までに福岡市早良区内で約30件、糸島市内と北九州市若松区内でそれぞれ4件、古賀市内で2件、新宮町内で1件の相談が、管轄する警察署に寄せられている。高齢者宅が多いという。
福岡市早良区内では、市営地下鉄西新駅と藤崎駅間に位置する住宅街からの相談が多いという。早良署によると、大手通信事業者を名乗る男が「電柱から線を引く工事をする」と突然訪問してきて「いつ自宅を留守にするのか」「工事の車を家の前に置きたい。家の車はいつ出すのか」などと尋ねてきたという。
男は20~40代でタブレッ…