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制作したドレスを着たモデルたちと藤本ハルミさん(左から4人目)=2024年9月3日午前11時16分、大阪市福島区、諏訪和仁撮影
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 来春に開幕する大阪・関西万博に出展する人材サービス大手のパソナグループは、同社のパビリオンで賓客を接待する「VIPアテンダント」の着るドレスを公開した。デザインしたのは97歳の藤本ハルミさん。着物や帯の生地で洋服をつくり続けてきた現役のデザイナーだ。

 パソナは3日、大阪市内で、藤本さんが手がけた7着のドレスをメディアに公開した。全部で20着あり、生地の柄をもとにした名前をつけた。

 たとえば「祇園山鉾(やまほこ)」は、その名のとおり京都の祇園祭の山鉾が描かれた帯の図柄を生かした。藤本さんは「帯があんまり美しいので、みなさんが祇園さんのお祭りを感じられるようなものがつくりたいなあと思った」と話した。

 藤本さんは1927(昭和2…

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