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平壌で2024年6月19日、晩餐(ばんさん)会に出席したロシアのプーチン大統領(左)と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記。ロシア国営メディア「スプートニク」提供=ロイター

 ロシアと北朝鮮が6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」について、北朝鮮が批准手続きを終えたと、北朝鮮の朝鮮中央通信が12日に報じました。条約はロ朝関係や東アジアの安全保障にどのような影響を与えるのか、北朝鮮政治外交が専門の礒崎敦仁・慶応大教授に聞きました。

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 包括的戦略パートナーシップ条約の発効により、ロシアと北朝鮮は事実上の同盟関係を結んだと言える。かつて、旧ソ連と北朝鮮は有事における相互軍事支援を盛り込んだ条約を結んでおり、今回も同様の文言が盛り込まれた。

 だが、条約の解釈をめぐって…

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