【動画】レバノンでイスラエルによる空爆続く タアラバヤの様子=ロイター

レバノンのベイルート郊外で2024年9月23日、イスラエル軍の空爆の現場でがれきを撤去する作業員たち=AP

 イスラエル軍からのイスラム教シーア派組織ヒズボラを標的とした空爆により、拠点であるレバノンでの死者数は24日に558人に達しました。このうち4分の1近くを子どもや女性が占めています。米CNNが米当局者の見方として、昨年10月以降、中東全域を巻き込む地域紛争に「最も近づいている」と報じるなど、緊張が高まっています。

  • 【そもそも解説】武器はハマスの7倍、ヒズボラの起源とその実力とは
  • 【一つ前】9月4日~9月23日(日本時間)の動き

■■■9月24日(日本時間)の動き■■■

「子どもたちが攻撃にさらされている」 ユニセフ担当者訴え

 ユニセフ(国連児童基金)のレバノンの担当者は24日の記者会見で、イスラエル軍の空爆で、23日の1日だけで少なくとも35人の子どもが死亡したと報告した。過去11カ月にレバノンでの戦闘で死亡した子どもは合計22人で、「11カ月(の間に起きたこと)が1日で起きた」と事態の深刻さを強調した。

 また、24日にはレバノン全国の学校が休校になり、子どもたちは自宅で恐怖におびえていると報告した。

 担当者は「こうして話している間にも、数え切れないほどの子どもたちが絶え間ない攻撃にさらされている」とし、即時の緊張緩和を訴えた。

レバノンの死者558人に 50人の子どもも犠牲に

 イスラエル軍によるレバノン…

共有
Exit mobile version