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2018年11月、パリで開かれた式典に出席したドイツのメルケル首相(右)と米国のトランプ大統領=ロイター。肩書はいずれも当時

 ドイツのメルケル前首相の回顧録が26日、同国で出版された。16年間の首相時代に会談を重ねた1期目のトランプ前米大統領について、「ロシアの(プーチン)大統領に非常に魅了されていた」と指摘。「(トランプ氏は)協力によって皆が繁栄できるとは信じていなかった」との印象も記した。

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 メルケル氏は、2017年3月に行われたホワイトハウスでの初会談を振り返り、トランプ氏が「不動産実業家の観点から、あらゆることを判断していた」と評した。物件確保の競争のように「一方の国の成功はもう一方の国の失敗」とみていたとし、会談後には、国際協調に向けてトランプ氏と連携することはないだろうと考えた、と明らかにした。会談では、トランプ氏からメルケル氏に対してプーチン氏との関係などを質問する一幕もあったという。

 一方、プーチン氏については…

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