写真・図版
小型EVに注目が集まったリーンモビリティのブース=2024年10月15日、千葉市美浜区の幕張メッセ、稲垣千駿撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 自動車業界とベンチャー企業によるビジネス機会の創出を目指した「ジャパンモビリティショー」が18日に閉幕した。電動化や物流の効率化など、業界をとりまく課題をどう解決したらよいのか。東海地方からも多くの企業が参加し、とっておきの技術やアイデアを持ち寄ってアピールした。

 「小さっ!」「これ車ですか?」。開幕初日に人だかりができていたのは、小型の電気自動車(EV)を手がける「リーンモビリティ」(愛知県豊田市)のブースだ。展示した「Lean3」は高さ約1.6メートル、全長約2.5メートルの1~2人乗り。バイクのような大きさながら、運転席は座り心地がよく、自動車そのものだ。

 トヨタ自動車出身の谷中壮弘社長が車1台あたりの乗車率の低さに着目し、2022年に創業した。ちょっとした買い物や通勤などでの利用を見込んでおり、25年の台湾を皮切りに、日本や欧州でも販売を目指す。

 生産準備に入る一方、販売やサービスの展開を練るのはこれから。谷中氏は「お会いした方とつながり、事業化へ広げていけたら」と期待を寄せた。

■EVのワイヤレス充電、配車…

共有