ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で首席クラリネット奏者として長く活躍し、ウィーン・フィルの顔として親しまれたペーター・シュミードルさんが1日、死去した。84歳だった。ウィーン・フィルが3日(現地時間)、公式サイトで「愛する仲間の予期せぬ死を悼む」と発表した。
祖父、父に続き、3代にわたりウィーン・フィルの首席クラリネット奏者を務めた。指揮者や司会者としても活躍した。
草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル(群馬県)の講師や、国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)の芸術主幹などを務め、日本でも数多くの後進を育てた。