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モスクワ郊外の公邸で2025年2月24日、ロシア国営テレビのインタビューに応じるロシアのプーチン大統領。スプートニク提供=ロイター

 ロシアのプーチン大統領は、ウクライナへの全面侵攻から3年となる24日、ロシア国営テレビのインタビューで「(レアアースの埋蔵量は)我々はウクライナより格段に多い。新領土も含め、米国など外国企業と協力する用意がある」と述べ、一方的に併合を宣言したウクライナ4州を含めた地域での共同開発を米国に呼びかけた。

 プーチン氏は「(対ロシア)制裁は違法で、科した側にも有害だ」と指摘。すでに大規模な経済協力について、米ロの企業などが協議していると明らかにした。

 米国がウクライナと協議している希少資源に関する協定に対抗し、「ディール」(取引)を好むトランプ米大統領にロシアとの関係修復の「利益」を強調する狙いがあるとみられる。

 プーチン氏はまた、ウクライ…

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