ロシアのプーチン大統領は10日、太平洋などで400隻以上の艦船が参加する海軍の大規模軍事演習「オケアン(大洋)2024」にオンラインで参加した。ロシアメディアによると、オケアンは「世界最大」をうたった旧ソ連海軍の演習名で、「復活」により、ウクライナ侵攻で対立する米国を牽制(けんせい)する狙いとみられる。
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プーチン氏は「(ソ連崩壊以降の)過去30年でこのような大規模な海の演習は初めてだ」と強調。米国の軍拡に対抗するため「侵略を撃退する準備が不可欠だ」と述べ、核戦力などの増強を進める考えを示した。
ロシア国防省によると、演習は太平洋や北極海、地中海などで10~16日に実施。9万人以上の兵士と400隻以上の艦船、120機以上の航空機が参加し、最新兵器などを訓練する。極東の日本海やカムチャツカ沖では、沿岸や潜水艦から巡航ミサイルを発射した。
ウクライナ侵攻後も密接な関係を続ける中国の軍艦や軍用機が参加するほか、15カ国を参観に招待したという。
プーチン氏「特別軍事作戦の経験も生かして訓練を」
プーチン氏は「特別軍事作戦…