![](https://i0.wp.com/imgopt.asahi.com/ogp/AS20250210003148_comm.jpg?w=1200&resize=1200,0&ssl=1)
香川県は10日、総額4967億円の2025年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初より2.1%増え、過去20年間で最大の予算規模となった。17日に開会する県議会で審議される。
予算案を発表した会見で、池田豊人知事は編成した予算案を「香川の未来を開く予算」と表現。自身が掲げてきた政策の3本柱である「子育て支援」「企業誘致」「観光振興」分野へ重点を置きつつ、「新型コロナを乗り越え、本格的な経済成長のタイミングになった。その成長をしっかりつかみとるための予算にした」と編成のポイントを語った。
- 公立高校のタブレット端末、香川が自己負担へ 他県でも議論の可能性
- 高校の1人1台端末は自己負担でいいのか「制度後退あってはならぬ」
前年の24年度当初予算案は、今月24日オープンの県立アリーナの整備事業費(128億円)が盛り込まれていた。今回の予算案で整備事業はなくなったが、前年を上回る規模となった。アリーナ整備事業を除いて比較すると、前年度比4.8%増えている。
大型予算を支えるのは、自主財源である県税や、各都道府県の消費相当分として配分される「地方消費税清算金」の伸びだ。今回の予算案では、県税は前年度比4.5%増となる1337億円を見込む。地方消費税清算金は同14.7%増の549億円で、自主財源比率は前年より1.5ポイント増加し、53.5%となっている。
プロジェクションマッピングや遊覧クルーズも「未来投資」
このような税収の増加や歳出削減で生まれた財源を活用する「未来投資枠」が新たに設けられた。「未来に向けて早急に解決しなければならない社会課題への対応」「県勢発展の礎を築くための投資」と銘打ち、総額19億円で、11分野の44事業におよぶ。
なかでも特に予算規模が大き…