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国の天然記念物で環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に分類されている渡り鳥・ヒシクイが、秋田県大潟村の八郎潟干拓地で、他のガンの仲間とともに越冬している姿が見られた。
八郎潟のヒシクイは大潟村西側の西部承水路などをねぐらにして、干拓地に広がる水田の落ち穂などをエサにしている。
2000年代までは、宮城県の化女沼(けじょぬま)周辺が主な越冬地で、八郎潟には雪の少ない時にやってくるくらいだった。10年ほど前から大潟村で雪が積もることが少なくなってきており、それに伴ってヒシクイの数が増えているという。
1982年から、毎年1月中旬に秋田県内で鳥の調査を続けている日本野鳥の会秋田県支部の佐々木均支部長(66)は「秋田県内のヒシクイは、ほとんど八郎潟干拓地で記録されている。最近は多いときで2万羽ほど、実際はそれ以上いるだろう」と話す。
宮城県伊豆沼・内沼環境保全…