2025年秋冬の新作を発表するパリ・メンズファッションウィーク(パリ・メンズコレクション)が21日、フランス・パリで始まった。世界各国から約70のブランドが公式参加し、ショーやプレゼンテーションで独創的な新作を発表する。

ルイ・ヴィトンのショーが始まる前に笑顔をみせる平野紫耀さん(中央)

オーラリー

 開幕を飾ったのは日本ブランド「オーラリー」だ。冒頭にはレザージャケットにロングコートを重ねたスタイリングを披露。ピンクやブルー、黄色といった得意の色使いのほか、鮮やかな緑を効果的に配したルックも印象的だった。デザイナーの岩井良太はショー後取材に応じ、「ずっとお気に入りにしているもの」をテーマに、個性がみえるものを取り入れたと説明。きっかけは、きれいなスーツを着ていた友人が、別の機会に会った時に、着古したプリントTシャツを着ていたことだったという。「どちらも自分らしさがあって素敵だなと。古くなったプリントにその人の歴史を垣間見たのがうれしくて、取り入れようと思った」と振り返った。

オーラリー
オーラリー

ルイ・ヴィトン(LV)

 初日の最後に開かれた「ルイ・ヴィトン」のショーは、ルーブル美術館があるルーブル宮殿の中庭、クール・カレ(Cour Carrée)に特設会場を設置。クリエーティブディレクターのファレル・ウィリアムスは今回、「REMEMBER THE FUTURE(未来を記憶する)」と題し、長年親交のあるデザイナーNIGOとのコラボレーションを発表した。それぞれが過去に手がけてきたモチーフなどをアーカイブにしてデザインに落とし込んだという。桜や茶道など日本の文化も盛りこんでいた。

 会場には、新アンバサダーに就任したアイドルグループ・Number_iの平野紫耀さんやパリ五輪で金メダルに輝いたスケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手ら多数のゲストが来場した。

 ショー後、平野さんは、アンバサダーについて「僕もルイ・ヴィトンの魅力に魅了されている1人なので、このようなワクワクとドキドキの気持ちを多くの方に伝えたい」などと意気込みを語った。

ルイ・ヴィトンのショーが終わり、メディアの取材に応じた平野紫耀さん
ルイ・ヴィトンのショーが終わり、メディアの取材に応じた平野紫耀さん

■シュタイン…

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