
英国やフランスが検討しているウクライナへの平和維持部隊の派遣をめぐり、バンス米副大統領が米FOXで語った内容が英国で非難を集めている。「戦っていない国」と同盟国を軽視するような発言で、スターマー英首相が5日、英議会で暗に反論する事態に発展した。
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バンス氏は3日のインタビューで、米国人がビジネスで駐留することがウクライナにとって安全の保証になるとの持論を展開。「過去30年、40年も戦争で戦っていない、そこらへんの適当な国(some random country)から出される2万人の兵士より、はるかに良い安全の保証だ」と語った。
これに対し、2001年の米同時多発テロの後、アフガニスタンやイラクに派兵し、戦闘に従事してきた英国で、バンス氏に対する怒りが広がった。
英国から猛反発
野党・保守党のオベセジェク…