9月26日、米ホワイトハウスで会談したバイデン大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=ロイター

 米大統領選に向け、バイデン民主党政権への評価が分かれるのが、ロシアのウクライナ侵攻への対応だ。トランプ前大統領(78)が混乱させた対欧関係を修復し、ウクライナ支援を毅然(きぜん)として続けたという肯定的な評価の一方、侵略を抑止できず、小出しの支援で被害拡大を招いたとの見方もある。その批判は、政権中枢にいたハリス副大統領(60)にも向かう。

  • 識者の見方(1)米政権のウクライナ支援、評価は 抑止失敗や逐次投入に対する批判も
  • 識者の見方(2)米国のロシア封じ込めは「成功」 勝たない戦争促す元当局者の主張は

 「私たちはウクライナとともにあり続ける」

 バイデン氏は18日、独英仏の首脳と会談して継続的支援を確認し、記者団に語った。ウクライナへの援助を「民主主義を守る戦い」と位置づけ、欧州や日韓など同盟国の結束を促してきた。

 核兵器を持つ軍事大国ロシア…

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