11月の米大統領選で共和党から立つトランプ前大統領は、誰を副大統領候補に選ぶのか。トランプ氏は7月15日からの共和党全国大会で明らかにする意向で、米CNNによると、すでに「数人」(3~9人程度)がトランプ氏側から事前審査の資料を受け取った。トランプ氏の「脇役」とはいえ、選挙の結果やその後の政権の性格にも重要な影響を与えるだけに、高い関心を集めている。

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2017年3月13日、ペンス副大統領(右)やヘイリー国連大使(左から3人目)が見守る中、大統領令に署名するトランプ大統領(中央、肩書はいずれも当時)=ロイター

 今回、トランプ氏が指名に当たって考慮する最も重要な要素の一つとみられるのが「忠誠」だ。

忠誠心を示す「候補者」たち

 「トランプ政権になれば米国は再び強く、同盟国は安全になる」。5月11日、トランプ氏のニュージャージー州での集会で壇上に立ち、そう声を張り上げたのが、ノースダコタ州のバーガム知事だ。米メディアに取りざたされる副大統領候補の一つの類型として、集会に足しげく通ってトランプ氏を絶賛し、忠実ぶりをアピールするような人々がいる。バーガム氏は筆頭格だ。

ノースダコダ州のバーガム知事

 邦訳もされた自伝「ヒルビリ…

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