共和党のトランプ前大統領(78)が27日、米ニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン」で大規模な集会を開いた。ニューヨーク州はトランプ氏の出身地だが民主党が強く、トランプ氏が勝つ見込みは薄い。ただ、民主党のハリス副大統領(60)との大接戦になっている大統領選の投票日直前、大舞台で注目を集めることで「集客力」を誇示する狙いがある。
【連載】カマラ・ハリスの実像
米大統領選に向け、8月に急きょ民主党の候補となったカマラ・ハリス副大統領は、米国民の間でも、人物像や政策があまり知られてこなかった。何を目指してきたのか。ハリス氏を知る人への取材から、その実像を探る。
ニューヨーク中心部には昼前から、集会に参加しようとする人々の長蛇の列ができた。会場の収容人数は約1万9千人だが、満席となり、会場に入れない人も続出した。トランプ氏は多くの聴衆が集まったことを誇り、「(共和党の勝利は)数十年起きていないが、ニューヨーク州で勝てれば名誉なことだ」と語った。
壇上には、元プロレスラーの…