スワンボートで「サンディエゴへ」　宇田川と宮城の「憧れる存在」

　オリックスの宇田川優希（25）には、練習で愛用している黄色い短パンがある。

　黒いペンで書き込んだ自身の背番号「14」は、洗濯を重ねたせいで、にじんでいる。

　ところどころ糸もほつれてきた。

　それでも、手放すつもりはない。

　この短パンに出会ったのは昨年の3月。

　段ボールに詰められていたものを、もらいうけた。

　「持っていっていいよ」

　そう声をかけてくれたのが…