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パリ五輪の競歩に出場する岡田久美子選手=2024年6月17日、長野県山ノ内町、後藤遼太撮影

 26日に開幕するパリ五輪は「ジェンダー平等」を掲げる一方で、女性アスリートを対象としたスポーツ研究は少なく、男女格差は残る。ただ、女性の活躍を後押しするため、欧州では生理の研究が進み、日本でも一部採り入れる動きもある。

 「生理って、毎日あるの?」

 リオ、東京、パリと3大会連続で五輪に出場する競歩の岡田久美子選手(32)は、高校時代の男性指導者からの言葉を今も覚えている。

 「当時、指導者の理解は遅れていました」

太る恐怖 捨てた母の弁当

 10~20代、過度の減量から無月経や生理不順に苦しんだ。

 競歩を始めた高校時代、陸上長距離の強豪校は、どこも「重い脂肪は競技の邪魔。やせていた方がよい」という雰囲気で、太り気味の選手への周囲の視線は「だから結果が出ないんだ」と冷たかった。

 顧問の前で体重を量るため…

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