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研究データを中国企業に漏らしたとして、不正競争防止法違反の罪に問われた「産業技術総合研究所」の元研究員、権恒道(チュエンホンダオ)被告(61)に対し、東京地裁は25日、懲役2年6カ月執行猶予4年、罰金200万円の有罪判決を言い渡した。
- 中国企業に技術を漏洩、産総研元研究員に有罪判決 被告は無罪主張
「多くの日本企業はセキュリティー対策が不十分で危機意識も低い。『産業スパイ』には狙いやすい環境だ」。企業の情報漏洩(ろうえい)対策などに詳しい梅林啓弁護士はこう指摘する。
企業の機密情報を狙う産業スパイには①情報を入手するため企業に中途入社する②外部の人物が特定の社員に声をかけて漏洩を持ちかける――といったパターンがあるという。
2020年には、ロシアの元…