スピードスケートの短距離選手として2大会連続で冬季五輪に出場した郷亜里砂さん(36)が、IT企業でセカンドキャリアを歩んでいる。
選手時代、辞めようとするたびに周囲の励ましの声に支えられたという郷さん。「次は自分が支える立場として北海道のスケート界を盛り上げていきたい」と、新たなキャリアを語った。
郷さんはいま、札幌市のIT企業「ウェルネット」で働く。身長160センチ。カジュアルなジャケットを着こなす姿は、五輪選手だったとは想像できない。「引退してから筋力がガクンと落ちて体重は減りました。引退後はスケートのワンピースを一度も着ていません。今の筋力では恥ずかしくて着られない」と笑う。
北海道別海町出身。自宅前の…