クラフトビール界のちょっとした有名人が札幌市にいる。そう聞いて、ビール醸造所を併設する「NEIGHBOUR Roast&Brew」を訪れた。
市内のどまん中。シルバーのタンクと鍋が並ぶ20平方メートルほどのこぢんまりとした無機質な空間で、醸造家の畠山雅之さん(40)がビール造りをしていた。
畠山さんは、標茶町の脱脂粉乳を用いたミルクビール、斜里町のニンジンを使ったにんじんビール、豊頃町の小豆を使ったおしるこのようなビールなど、道産素材を使った396種類のビールを生み出してきた。
取材は10月上旬。安平町産…