プロ野球のオリックスからドラフト3位指名を受けた仙台育英高校の山口廉王(れお)投手(3年)が8日、仙台市内のホテルで球団と仮契約を結んだ。契約金は4500万円、年俸は500万円(いずれも推定)。最速151キロを誇る身長193センチの長身右腕は「焦らず体作りに取り組み、長くチームに必要とされる選手になりたい」と活躍を誓った。
プロでの目標を「最多勝」と色紙に書き込んだ山口投手。「REO」をかたどったサインは、控えだった野球部同級生が考案したという。プロになる実感が徐々に大きくなってきたといい、「本契約してプロ野球選手になって、感謝をしっかり伝えていきたい」と謙虚に語った。
担当の小松聖スカウトは「長身を生かしたストレートに変化球。しっかり勝負できるボールを持っていて、勝てる投手だと感じた。今後の成長が楽しみ」と期待する。
今月末には球団の新入団選手会見に臨む。背番号はその場で発表される見通し。来年1月には大阪市内である新人合同自主トレに参加する予定だ。(岸めぐみ)