アフリカでの鉱山採掘事業への投資を無登録で募ったとして、警視庁は、東京都港区の投資コンサル会社「ReetJapanHoldings」代表の李基道容疑者(39)ら男女6人を金融商品取引法違反(無登録)容疑で逮捕し、7日発表した。

 同庁は李容疑者らが全国の213人から約2億7600万円を集めたとみている。

 生活経済課によると、李容疑者らは共謀して2020年10~11月ごろ、無登録で兵庫県に住む男性ら4人に対し、同社の関連会社「セブンスターズジャパンホールディングス」が発行する未公開株を購入すれば、「コンゴ民主共和国での鉱山事業に投資ができる」などと説明をして無登録で出資を募り、約2600万円を集めた疑いがある。

 同課は、李容疑者らが「月15%の配当が出る」などと説明し、コンゴでの鉱山事業への架空の投資話を不特定多数に持ちかけたとみている。投資セミナーなどで株の購入を勧め、代理店を通して販売していた。配当は一度だけ払われていたとみられるという。(吉村駿)

 「知人に勧められ、海外鉱山を開発する会社に1口30万円で出資してしまった」「海外鉱山に投資するために開設した口座が乗っ取られたようだ」

 国民生活センターによると、海外鉱山に関する出資を巡る相談は近年、複数寄せられている。

 捜査関係者によると、李容疑…

共有