新米（60キロ当たり）の昨年12月分の業者間取引価格は、前年同月よりも9275円（60%）高い2万4665円だった。17日、農林水産省が発表した。前月と比べても704円（3%）高く、統計を開始した2006年以降で最高値となった。
北海道のななつぼし（前年同月比68%上昇）、秋田県のあきたこまち（同74%上昇）、栃木県のコシヒカリ（同82%上昇）など幅広い銘柄で価格が上昇した。全体の最高値の更新は4カ月連続。集荷業者と卸売業者の間での業者間取引価格の上昇が続くことで、店頭価格の高止まりも当面続きそうだ。
農水省によると、全国約1千の小売店で売られている5キロあたりのコメの平均価格（12月分）は3,485円で、前月を25円（0.7%）上回った。
