クリスマスに空を覆い尽くすほどの巨大なオーロラが現れ、その様子を電気通信大などの研究グループが観測した。太陽から降りそそぐ「電子の雨」が生み出していたという。

 オーロラがよく見えるのは、緯度が65~75度(北半球は北欧やカナダ北部)の地域。それより高緯度になると、肉眼で見えるオーロラが現れることはほとんどない。

 ところが、同大の細川敬祐教授(超高層大気物理学)は、ある画像を見て目を疑った。

 2022年12月25日、北緯78度のノルウェー・ロングイエールビーンで観測されたものだ。

 空全体が緑色に染まっていた…

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