2022年のブラスエキスポで演奏する箕面自由学園高校=関西吹奏楽連盟提供

 「世界最大のマーチングバンド」のギネス世界記録への挑戦が、4月に始まる大阪・関西万博の会場内で企画されている。各地の学校の吹奏楽部員らを募り、5月11日の開場前に「大屋根リング」の上などで、約1万2千人で演奏・演技することをめざす。

 挑戦は吹奏楽の祭典「ブラスエキスポ2025」(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社、アド・ダイセン社主催)の一環として実施される。ブラスエキスポは毎年5月に1970年の大阪万博の会場跡地「万博記念公園」で開かれ、関西各地の吹奏楽部員らが行進しながら演奏するマーチングなどを披露してきた。

 大阪で再び万博がある今年は全国に参加を呼びかけ、大人数でのマーチングの世界記録をめざす。現在の記録は、97年の関西吹連の60周年を記念する演奏での1万1157人となっている。

 関西吹連の米田正博理事長は「大人数の演奏で万博を応援するとともに、吹奏楽に親しむ子どもたちの思い出になる機会にしたい」と話す。

 参加希望の団体の申し込み方法などは関西吹連の公式サイト(https://www.kansaisuiren.jp/)に掲載。問い合わせは実行委員会がメール(2025gwr.challenge@gmail.com)で受け付けている。

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