写真・図版
パレスチナ自治区ガザ中部で2025年1月15日、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意を祝う人たち=AP

 イスラエルとイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの停戦と段階的な人質解放に合意は15カ月以上続いた戦闘の終結に向けた第一歩となる。15日夜、ガザの路上には喜びをあらわにする人たちがあふれた。一方で、戦闘の傷痕は深く、不安を抱く人たちもいる。

  • 【そもそも解説】ガザ戦争、なぜ長期化? 停戦で今後の展望は

 SNSでは、ガザの街中で「私の愛する祖国。あなたにとっては地獄でも私にとっては楽園だ」と叫ぶ人たちの姿が投稿された。別の動画では、ハマスを称賛し、イスラエル軍に殺害されたハマス幹部の名前を連呼する人たちの姿もあった。

「殺し合いは、もう十分だ」

 ガザ北部ガザ市の高校生リト…

共有