プロ野球・広島東洋カープは今季、歴史的な大失速で、6年ぶりのリーグ優勝はおろかクライマックスシリーズ(CS)進出も逃した。首位で9月を迎えたチームがBクラス(4位以下)でシーズンを終えたのは、史上初のことだった。
「このような結果になったのは、私の力不足と痛感しています」「覚悟と信念を持って、強いチーム、強い選手を育てていきたい」。新井貴浩監督は5日、本拠マツダスタジアムであった今季の最終戦後に観客に向かってあいさつした。
チームは8月を終えた時点で2位巨人に0・5差の首位。4位DeNAには6・5差つけていた。勝負の9月。1日のヤクルト戦は快勝したが、このあと暗転した。
3日からのDeNA戦で3連敗したのを皮切りに、悪い流れは止まらない。極めつきは10~12日の巨人戦で3連敗。11日は2―0で迎えた九回に守護神の栗林良吏が1死も奪えずに降板。結局、2―9で敗れた。
藤井彰人ヘッドコーチは「あ…