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大久野島のウサギ=2024年9月16日、広島県竹原市、魚住あかり撮影
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 「ウサギの島」として知られる広島県竹原市の大久野島で、ウサギを蹴ったとして大津市の会社員の男(25)が現行犯逮捕された事件があり、男が「昨年10月から何回か同じようにウサギを足で蹴る暴行を加えた」と供述していることがわかった。島内では昨年11月から今年1月にかけて77匹のウサギの死骸が確認されており、県警が関連を調べている。

 竹原署によると、男は21日午後5時半ごろ、大久野島の遊歩道でウサギを蹴った疑いがある。目撃者が男を取り押さえ、近くでウサギが1匹死んでいたという。男は調べに対し、「ウサギがかわいいと思う半面、いじめたらどんなリアクションをするのか気になった」とも供述しているという。

 環境省中国四国地方環境事務所によると、大久野島には約500匹のウサギが生息しており、昨年11月から今年1月にかけて計77匹の死骸が確認された。担当者は「短期間でこれほどの死骸が確認されるのは不自然」と話す。死因の詳細はわかっていないが、骨折や頭部から出血していた死骸もあったという。

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