ウクライナ西部イワノフランキウスク州で消火活動をする消防隊員。ウクライナ非常事態庁が2024年12月13日にSNSに投稿した

 ロシア軍は12~13日、ウクライナのエネルギー施設に対して大規模な攻撃を行った。ウクライナ空軍によると、ミサイル93発と無人機(ドローン)193機が使われた。ゼレンスキー大統領はSNSで、「エネルギー施設を標的とした最大規模の攻撃の一つだ」と訴えた。

 攻撃は広範囲に及び、イワノフランキウスクやリビウ、テルノピリといった西部の州の各知事も「最大の攻撃を受けた」などとSNSで報告した。

 国営の送電会社ウクルエネルゴは、ロシア軍による電力施設への大規模攻撃が「今年に入ってから12回目」だとしている。電力不足は続いており、今回の攻撃の影響で、13日の計画停電の時間をのばさざるをえなかったという。

 ウクライナ最大の民間電力会…

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