アフリカ東部インド洋沖のフランス海外県マヨットに14日、サイクロンが襲来し、少なくとも14人が死亡、約250人が負傷した。県知事は15日、死者数について「数千人になる恐れがある」と述べた。仏メディアは広範囲にわたって倒壊した家屋の映像とともに救助活動の難航を伝えている。
仏気象当局によると、マヨットには14日、過去90年以上で前例のない規模の強力なサイクロンが上陸した。最大瞬間風速は時速200キロを超え、県当局は13日夜から避難や自宅待機を呼びかけていた。
県の発表によると、警報はすでに解除されているが、現地では広範囲にわたって家屋が倒壊。電気や飲料水の供給が止まっているほか、島の幹線道路も通行が困難になっているという。
ビウビル県知事は15日、公…