イランの軍事目標への攻撃を発表するイスラエル軍のハガリ報道官=AP

 イスラエル軍が26日、イランから大規模なミサイル攻撃を受けたことに対する報復攻撃に踏み切った。イスラエル側の意図は何か。イスラエル政治に詳しい防衛大学校の立山良司名誉教授は「さらなるエスカレーションの可能性も残されている」と指摘する。

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 宣言していた報復がこのタイミングになったのは、準備に相当時間がかかり、米国と協力態勢を組むのにも時間を要したためとみられる。イスラエルには報復によって自国に対する攻撃への抑止力を高める考えがあり、報復しない選択肢はなかった。抑止力を高めるために敵対する相手へ報復しなければならないが、報復したがために攻撃を受ける矛盾が起きている。

 イスラエル側の発表によれば…

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