レバノンの首都ベイルート南部郊外で2024年10月6日、イスラエルによる空爆後に煙が上がった=ロイター

 イスラエル軍は6日、パレスチナ自治区ガザ中部で避難民が集まるモスクを空爆した。自治政府の通信社WAFAによると、少なくとも18人が死亡し、負傷者も多数出た。イスラエル軍はガザのイスラム組織ハマスと共闘するレバノンの親イラン組織ヒズボラに対する攻撃も強めている。

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 ハマスとイスラエル軍の戦闘開始から7日で1年。同軍のハレビ参謀総長は6日、「我々はハマスの軍事部門を打ち負かした」とする声明を発表。今後も戦闘を続ける姿勢を示した。

 一方、ハマス政治部門幹部のハイヤ氏も6日にビデオ声明を発表。「占領者が我々の土地から追い出されるまで、引き続き戦い、抵抗を続ける」と述べた。また、ハマス側が停戦協議に柔軟な姿勢を示した一方、イスラエルのネタニヤフ首相が交渉を先延ばしにし、妨害し続けたと非難した。

 また、イスラエル軍はヒズボ…

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