南米コロンビアのペトロ大統領は1日、イスラエルとの国交を断絶すると表明した。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃が激化する中、左派のペトロ氏は以前からイスラエルを強く非難しており、対応を一歩強めた。
- 「集団殺害」非難も 断交や大使召還、南米で高まる「反イスラエル」
ペトロ氏は1日、首都ボゴタであったメーデーのイベントで演説し、「明日、イスラエルと断交することを発表する。ジェノサイド(集団殺害)を進める政府、リーダーが存在するからだ」と述べた。ロイター通信によると、ペトロ氏は「各国は受け身になってはいけない」と強調し、他の国にも断交を促した。
イスラエル軍によるガザ地区への軍事侵攻が始まった昨年10月以降、ペトロ氏は駐イスラエル大使を召還するなど、イスラエルを強く非難してきた。食料を求めるガザ地区の住人が100人以上死亡した今年2月には、イスラエルからの武器購入を停止するとした。AFP通信によると、歴史的に左翼ゲリラとの戦いが続いたコロンビア軍は、イスラエル製の武器を使用していたという。
同通信によると、ペトロ氏は…