アマゾンジャパンは19日、ふるさと納税の仲介サービスを始めた。ネット通販事業で培った物流ノウハウなどを強みに、掲載自治体と返礼品を増やす。ネット通販の顧客に広く利用してもらうことで、先行する楽天などのサイトを追う。
同日からアマゾンのトップページ上に、「ふるさと納税」の表示が段階的に追加される。表示から、寄付先の自治体と返礼品が選べるページに飛べる。返礼品を「カート」に追加し、「注文」ボタンで決済できる。各地に張り巡らした物流網を生かし、一部の商品は「翌日配送」もできる。
サービス開始前の12日に会見したアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長は「いつもの買い物で使い慣れたアマゾンの仕様で、寄付することができる」と利便性を強調した。スタート時の対象自治体は約1千で、返礼品数は約30万点。今後、順次増やす予定だという。
寄付と引き換えに、自治体か…