アフリカ東部を15日に襲ったサイクロンで、モザンビークの地元当局は94人が死亡したと発表した。英BBCが伝えた。モザンビークの災害対策機関によると、62万人以上が被害を受けた。支援が届きづらく、被害がさらに拡大する恐れがあるという。
サイクロンは14日にインド洋沖のフランス海外県マヨットに襲来。BBCによると、最新の当局発表で35人の死亡が確認されている。一方、被害の全容はわからず、県知事は「(死者が)数千人になる恐れがある」と懸念を示している。
アフリカ東部は近年、サイクロンの被害が深刻化している。2023年3月には、マラウイやモザンビークなどをサイクロンが襲い、400人以上が死亡した。