JR中央快速線に来春以降走り出す予定の普通グリーン車について、JR東日本は8日、東京駅に実車を持ち込み、車内清掃や座席転換など折り返し作業の訓練を報道公開した。朝のラッシュ時は1時間に最大28本が発車する同快速線では、約2分での作業完了を目指すという。
2024年度末以降にグリーン車が導入されるのは同快速線(東京―大月)と、直通する青梅線(立川―青梅)。現在の10両編成に2階建てグリーン車2両を連結した12両編成で運行される。
終電後の東京駅1番線ホームで行われた実地訓練には、乗客役として社員約110人が参加した。最後の客が降車すると、清掃担当者が早足で車内を巡り、テーブルが収納されているかやごみが残されていないかを指さし確認。ホームでは、次の客の乗車が済んで扉が閉まるまでの時間をストップウォッチで計測していた。
車両にも折り返し時間を圧縮…