寄付者がもらえる特製の絵はがき=京都大学iPS細胞研究財団提供

 京都大学iPS細胞研究財団(理事長=山中伸弥・京大教授)が、毎月1千円以上の定額を寄付してくれる人を募るキャンペーン「みんなに届けiPS」を始めた。2022年度から今年で3回目。寄付はiPS細胞技術による新しい治療法確立を支援する取り組みなどに活用される。

 1千人を目標に、毎月1千円以上の定額を寄付してくれる人を11月20日まで募る。寄付者はオンライン報告会(10月8日)に参加でき、特製絵はがきをもらえる。一般向けにiPS細胞の基礎などを学べるセミナーも開かれる。

寄付者がもらえる特製の絵はがき=京都大学iPS細胞研究財団提供

 山中さんのノーベル生理学・医学賞受賞から12年になる。財団が提供するiPS細胞ストックを使って世界中で様々な病気について実用化に向けた研究が進められており、パーキンソン病や心不全など国内で薬事申請に向けた準備が進むものもある。山中さんは「iPS細胞研究は実用化に向け今まさに正念場。より多くの方にiPS財団を知っていただき、応援をいただければ」とコメントしている。

 詳しくはこちら(https://www.cira-foundation.or.jp/lp/index6.html)へ。(桜井林太郎)

寄付者がもらえる特製の絵はがき=京都大学iPS細胞研究財団提供

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