東京レインボープライドでパレードに出発するLVMHジャパンの幹部や社員ら=21日午後、東京都渋谷区、後藤洋平撮影
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 ルイ・ヴィトンやディオールなど多数の高級ブランドを傘下に持つ世界最大のファッショングループ、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が、4月、性の多様性への理解を進める国内最大のイベント「東京レインボープライド(TRP)」に初めて協賛した。ラグジュアリーの世界ではこの数年、環境への配慮やトレーサビリティーが重要な付加価値になった。性の多様性への理解も必須になりつつあるのだろうか。LVMHのチーフ・ダイバーシティー&インクルージョン・オフィサーを務めるヴァネッサ・ムンガー氏に背景などを聞いた。

 ――LVMHは、多様な性のコミュニティーをサポートしているのですか?

 全ての人が、国籍や性自認、性的指向、宗教や信念に関わらず、自分らしく働ける環境づくりに取り組んできました。ジェンダーによる差別やアンコンシャスバイアスがないかを確認しながら、無意識の偏見について学ぶトレーニングも続けています。人事の個人情報登録システムでも個々に合わせた性自認を選択できる仕組みにしているんですよ。

 ――今回、TRPに協賛した理由について教えてください。

 LVMHジャパンとしてTRPのスポンサーをするのは初めてですが、傘下のジバンシィやロエベは以前から個々で協賛していました。また、会社としてだけではなく、志を持った社員たちも自主的にパレードに参加していました。今年はパレード30周年ということもあり、LVMHグループとしてスポンサーになることで、より強い形でダイバーシティー&インクルージョン(D&I)に対する思いやコミットメントを発信できると思ったのです。

 こうしたパレードにはこれまで欧州、米国、アジアなどでも参加してきました。また、今回LVMHジャパンの参加者が着用したTシャツをデザインしたのは、ロエベのクリーティブディレクターも務めるジョナサン・アンダーソンでした。

「自分らしい表現」が「ビジネスとしての成功」を…

 重要なのは、こうした取り組…

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