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別火坊で「花ごしらえ」に取り組む練行衆ら=2025年2月23日、奈良市雑司町、東大寺提供
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 東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)(お水取り)に向け、戒壇院の別火坊(べっかぼう)にこもっている11人の練行衆(れんぎょうしゅう)が23日、二月堂本尊の十一面観音にお供えするツバキの造花や南天の飾りを作る「花ごしらえ」に取り組んだ。

 練行衆らは、タラノキの芯に黄色の和紙を巻いて「しべ」を作り、花びら形の紅白の和紙5枚を丁寧に貼り付けて、ツバキの造花数百個を完成させた。また、黄色や赤色の実をつけた南天を細く割った青竹に挟み込み、こよりでしっかりと束ね、約50本の飾りを作った。

 これらの飾りは、3月1日から14日までの本行の間、二月堂の堂内に飾られる。

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